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「見切り発車」に落胆=下値探る展開も-米市場

 【ニューヨーク10日時事】オバマ新政権が10日、初めて打ち出した金融安定化策は中身の薄さがあらわになった途端、大幅な株安とドル売りを引き起こした。市場関係者の間では「(安定化策は)見切り発車のそしりを逃れられない」(金融筋)と厳しい非難の声が上がった。  度重なる公的資金注入でも金融機関の経営不安が消えないのは、金融危機と景気悪化で保有資産の劣化に歯止めが掛からないからだ。このため、政府の安定化策では不良資産を買い取る官民共同基金の創設が盛り込まれた。  しかし、最大1兆ドル(91兆円)という規模を除くと、出資比率や出資に応じる金融機関、資産買い取り価格の算定基準など、肝心な説明は皆無。「政府の準備が整っていない」(米エコノミスト)との印象を強く残した。  同日の議会証言に臨んだガイトナー米財務長官やバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長からも具体策は聞かれず、ダウは年初来最大の下げ幅382ドルを記録して引けた。市場は「究極の事態打開策はない」(中堅証券)と政策対応の限界を確認。さらに下値を探る展開もありそうだ。

明日の東京市場もこの流れを受けて暴落・・・・ってか?
また金だけ(先物)があがるのかなぁ・・・