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『忘れ雪』 新堂 冬樹

忘れ雪
忘れ雪
posted with 簡単リンクくん at 2005. 5.14
新堂 冬樹
角川書店 (2005.2)

これまた映画になったらウケそうな内容ですよ。


両親を交通事故で亡くした小学生・美雪が瀕死の子犬を公園で拾う。
“忘れ雪に願いをかければ必ず叶う”という祖母の教えを信じて子犬の回復を願う。
そこに偶然通りかかった獣医志望の高校生・桜木。
彼の自宅は獣医で子犬は、美雪の願いどおり回復する。
その後すぐ引き取ってくれた親戚都合で、京都に引っ越さなければならなかった美雪は
『7年後の同じ時間同じ場所』での再開を約束する。

7年後、獣医になった桜木と美雪は拾った子犬の導きで再会する。
7年間、幼いながら想いをあたためていた美雪と
そのときの少女だと気が付かないながら、美雪にひかれていく桜木。
・・・ここまでは純愛路線でいいんですよ。

美雪には養父の決めた婚約者があり、桜木には彼に2年間想いをよせる静香がいた。
なんかこのあたりから嫌がらせや、国会議員さんの思惑だのが混ざってきて、
最後はサスペンスでドロドロにもつれこんでいっちゃうんですよ。
結局、最後は四角関係(厳密には六角関係になる)のなかで生き残るのは美雪のみだし・・・

う~ん。なんで??
と思ったらこの作者経済犯罪小説が得意のお方だったんですねぇ。
どうりで、犬が殺されちゃったトコなんか音が聞こえそうなくらいリアルなわけです((^_^;)

まぁ、ワシは一気に面白く読ませていただきましたが、実際好き嫌いはわかれるかも。。。

コメント

きょう、約束したかった。

きょうこぱんだが京都まで回復した。

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