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始まりましたね。上野動物園も

これが動物だ…上野動物園、首位復活へ“行動展示”


日本一の人気を誇ってきた上野動物園がこの7月、ユニークな施設に改装した旭山動物園に、初めて月間入場者数を追い越された。⇒続きを読む

でも旭山動物園の施設は“ユニークさ”でウケるために作られた訳じゃない。
記事にも出てくる『動物の行動や特性』に基づく施設だ。
昨日、旭山動物園レポを書いたばかりなので、重複しないことだけ書こうと思うが、
本当に随所にいろいろ工夫されている。

施設でもうひとつ驚いたのは、トイレだ。
普通の水洗トイレではなく、おがくずを使用したバイオトイレというもの。
自然の微生物の力で分解され、肥料になるそうだ。
園内全体のテーマに地球環境というのもあるのでは?

動物を“展示”と書くのはなんだか気が引けるが、いままで見てきた動物園はどちらかというと“展示”であり“見せ物”だった気がする。
旭山では眺めていると、壁のむこうから「あんた誰?」とか言われている気がするのだ。
逆にこちらが見られてる気がしてならない。
それほど動物達は、のびのびと好奇心旺盛だ。

平成15年3月17日の園長室のコラムにもこうある。
動物には,それぞれに人間には遠く及ばないものすごい能力があります。それを発揮させてやれば,きっと動物は気分がいいに違いないでしょうし,見ている人も驚くに違いありません。まず,動物たちに,快適な暮らしをしてもらい,それをお客様に見ていただこう。それも、動物園ならではの視点で・・・。
 私たちは,動物の姿形ではなく,「動物たちの特徴的な行動を展示する」ことにしたのです。このような考え方で,旭山動物園は,もうじゅう館,さる山,ぺんぎん館,オランウータン舎,ほっきょくぐま館など,新しい展示施設の建設を進めてきました。そこには,職員が知恵を出し合って考えた旭山動物園独自のアイディアがたくさん盛り込まれています。また,キリンやゾウ,タヌキなどでも職員手作りの展示の工夫もいたるところで見ることができます。


旭山動物園には全国各地から動物園関係者の視察が来ているらしい。
ぜひ、動物自体に興味を持たせるような、「何時間ながめていても飽きない動物園」を作っていただきたいものだ♪

mittya

コメント

本日旭山動物園の入場者が100万人に達したそうです♪

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