容疑者Xの献身
1F6列25番・マチネ。
約2時間半の上演はキャラメルにしては長い。
膨大な台詞量をもってしても、初見だとストーリーを追うので手一杯かもしれない。
もし観るのであれば、原作の一読をオススメする。
石神の靖子への想いがもっとよく理解できるだろう。
加藤昌史氏はあとがき(?)で
“自分を消してまで人を愛する、なんてことをやっていいのだろうか。”と書いています。
“僕が石神でヨメが靖子だったら、やるな、と。”
“でもしかし、このエンディングは究極のハッピーエンドだ。”
が・・・
これは石神の視点なのではないでしょうか。
靖子からしてみれば、ほとんどストーカーに近い・・・いえ、ストーカーそのものな石神。
助けてはくれたことは事実だけれど、
なんとも思ってない男からこれほどの献身を受けたことはハッピーエンドなのでしょうか。
自分が靖子だったら、石神を受け入れることができるのかはよくわからない。
なんとなくワシにはしっくりこないのでありました。。。。
もう1回(原作を)読んで、(舞台を)観たらなにかがわかるかもしれませんね。