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四日間の奇跡(浅倉卓弥 著)

四日間の奇跡(浅倉卓弥 著)を読む。
映画化のためか平積みでエンドコーナ。
このミス(このミステリーがすごい)出身だそうです。
でもこれ、ミステリーじゃないけど(笑)
1作目から映画化ってプレッシャーすごそうですなぁ

ストーリーは、指を失った若きピアニストの再生と脳障害を負った少女の奇跡…
という感じでしょうか?

泣ける泣けると帯にあるけど、泣けませんよ。これ。
どっかで読んだ設定、先が読めすぎる展開、ここ伏線!とわかる文章、
そして、やけにふけた印象でしゃべりすぎの「真理子」
(これがまた重要人物なのにねぇ。興ざめだよ)
おかげで、物語の中へは入っていけなかったyo。
そして
あぁやっぱりね。そう終わるのね。
というラスト。

よく言えば、わかりやすい。
悪く言えば二番煎じ、三番煎じ。

でもまぁ、文章の匂いは嫌いではない。
文章の裏でいつも音楽が流れてる感じとか、
施設から協会へのお散歩している風景を主人公達が研究所から初めて見た時のシーンとか奇麗だと思うし。

映画になれば「世界の中心〜」とかで泣けた人なら泣けるんじゃない?

mittya